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喰種レストラン 感想レポ

映画「東京喰種:re」のタイアップ企画「喰種レストラン」に行って来ました!

チケットがなんとか取れたので、数回行って来ましたよ。

東京喰種も漫画とアニメと映画で予習して、準備ばっちり!


この作品、ネタバレ厳禁でしたので、遊びに行った日から今日まで黙っているの大変でした。(笑)


人気漫画が原作とあって、チケットが即売り切れるほど大人気。

チケットを予約すると、集合場所と時間だけ知らされます。

銀座某所。松竹さんが映画の会社ですから、この辺はお察しでした。


真夏の暑い中、東銀座へ。

本当に殺風景な駐車場に、「東京喰種」の世界観に合わせたゴスっぽいファッションのお客さんが続々と集まります。

仮面をしたスタッフさんに受付をしてもらって、何が起こるやら異様な雰囲気・・・。


すると、定刻に大きな薔薇の赤と黒の仮面で顔を隠した三人のグールがあらわれます!

びっくりしました!

そのうちの一人が、私のご贔屓さん、めぐちゃん。

マニッシュなブラックのシャツにスラックスにタイ、革靴。可愛い~!

ヘアアレンジも素敵!

お顔が小さいから仮面のボリュームでほとんど口元だけしか見られませんでした。(笑)

















そして、各回たったの40名の観客が、

秘密のレストランまでグールのコンシェルジュにいざなわれます。

待ち合わせの駐車場からレストランの建物まで、数分銀座をご贔屓さんと歩いてしまった・・・。

めぐちゃんは先述の奇抜な格好のままでも上品なオーラが凄くて、

スッと背筋を伸ばし、美しい歩き方で銀座をお歩きになっていましたよ。

道中、段差や信号や曲がり角のたびに、完璧に紳士的にエスコートしてくださる。

執事さんみたい。


別の回でこの役目をやってくれたキャストさんによっては、

「二列でついてきてくださいねー」くらいで黙々歩くだけの回や

逆に公道ですごくしゃべってきて

(ただでさえ特殊な格好の団体で銀座を移動しているので)恥ずかしい回もあったから

めぐちゃんの端麗なエスコート感動しました。


建物に着いても、基本の口上とは別に、

『お暑い中ご足労いただきありがとうございました。』

とか、

エレベーター待ちの時にも

『大丈夫ですか?ご気分の悪い方はいらっしゃいませんか?』

って気遣って下さる。

猛暑だったので、待ち合わせ場所~会場まで30分くらいエアコンなしは辛いですからね。


お客さんがその一言で一気にほんわかして、全員首を横に振るのを見て、

吐息交じりに『良かった・・・』と言ってくださいました。優しい人・・・。


ご本人が真っ黒の長袖長ズボン大きな仮面・・・で一番つらそうですけど、

見える部分には汗一つかいていませんでした。流石女優さん!


大きな(おそらく機材搬入出用の)エレベーターで上がるのですが、

大人数で乗り込むので機械アナウンスが「大変混雑しております」って言うのね。

そうしたらめぐちゃん、

『そうですねえ・・・』

なんて敬語でつっこんでいました。(笑) なごみました。(笑)


不思議なゲートをくぐり、

会場へ入ると、圧巻の真紅の薔薇、薔薇、薔薇・・・!

素晴らしい内装でした。

コンセプトレストランでしょ?と、ある程度チープなものも覚悟していましたが、

全然そんな心配はいらなかったです。どこもかしこも写真に収めたいくらい素敵。

テーブルセットも豪華です。



以前のブログにめぐちゃんは真っ赤な薔薇似合いそうだなあと書いたことがありますが、

やっぱりこの空間にいるめぐちゃんはとても素敵でした。

これだけの花々にも引けを取らない!


お客さんが全員揃うと、いよいよ開演!

マントに仮面の怪しい支配人さんと、4人のコンシェルジュ。

皆さんグールだそうです。

今日はグールも人間もおいしく食べられる料理を提供するこのレストランに人間を招待し、

グールと人間の親交を深めましょう、という感じの設定。


役柄での自己紹介タイムがあるのですが、

他キャストさんは割と自己アピールにこの時間を使っていましたが、

めぐちゃんはまずコール&レスポンスで、序盤の戸惑い気味の客席を温めにかかる。

「ぐるばんわ!」(“こんばんは”と東京“グール”にかけて)

って言わされます。(笑)

もちろん我々お客さん、全力で「ぐるばんわ!」と返しましたよ。

デキるコンシェルジュ、という設定の役柄だそう。




コース料理をいただきながら、テーブル間でグール達によるおもてなしや寸劇を間近で見られる進行。

個性豊かなグール達が話しかけてくれたり、逆にこちらから話しかけたりお写真をお願いしてもOKでした。


コースの初め、ウェルカムドリンクに食用生花の薔薇を差してくれる演出があるのですが、

大きな声で盛り上げるキャストさんもいる中で、

めぐちゃんは一人一人の目を合わせ(仮面で目は見えないのでおそらくですが)、

『お嬢様、本日はようこそいらっしゃいました』って耳元に囁いてくださる。

落ち着いていて低い良いお声・・・。

折角、普段のように劇場ではなくキャストさんと客席の距離が近いイベントですから、

こういうコミュニケーションが嬉しいです。






















更に、メニューの効能を、お料理が来るたび解説してくれます。

美味しいお肉料理のコースですが、体に良い食材ばかり。

(このお料理の説明が実はラストの演出の前振りでした。めぐちゃんはデキるコンシェルジュなので、この辺りの伏線が丁寧!)




それに、お客さんからの個別の質問や説明の時、必ずひざまずいて会話してくれるんです。

めぐちゃん以外のキャスト・スタッフさんは普通に立ったまましゃべるのが当たり前みたいでしたが、

こうして目線を合わせて下さることですごく

「もてなされている、大切にされている」と感じられました。

言葉遣いも素晴らしく、日本語が綺麗。敬語を完璧に操ってる感があります。

「コース一万円越えのレストラン」、に相応しい接客。

この辺り、他のキャストさんとは一味も二味も違いました。


逆に、食べ方がわからない風なお若いお嬢さんには、サッとマナーをアドバイスしてあげたり。

『手で召し上がっても大丈夫ですし、よろしければスプーンをお持ちしましょうか?』とかね。


それで『たろちゃん(召使のキャラ)、こちらのお嬢さんにドリンクを!』とか

食後のコーヒーをおすすめするくだりで

『私も20区出身であいていくのコーヒーが好き』とか

原作ネタや原作に則したボケも忘れず入れたり。

原作ファンは皆さん喜んでいるようでした。


お写真を一緒に撮って下さい、のお願いでお客様に声を掛けられる率も、

他のコンシェルジュに比べて多かったです。

ふふふ、その可愛いイケメン、私のご贔屓さんなんですよと、なぜか私が鼻高々。(笑)


そうやって「レストランのスタッフ」として完璧に働いていると思えば、

支配人との寸劇では安定の舞台役者ぶりを惜しげもなく披露されていました。

マイクなしで広い吹き抜け天井の会場だったので、

台詞が聞き取れないキャストさんがほとんどなのは仕方ないかと思っていたのですが、

めぐちゃんの番になったらまあ、声が通る通る!

声量と滑舌に全部持っていかれた感じがあります。

引き込まれる話術。あれってアドリブなんでしょうか。

本当に基礎がしっかりしていらっしゃるんですよね・・・。


結構参加型のイベントで、観客も食事以外にも色々動く進行だったのですが、

めぐちゃんは客席に何か呼びかけるたびに必ず

『お足元お気を付けて』『ご協力ありがとうございます』

ってこそっと個々人に添えてくれるんです。人間性が素晴らしい・・・。


そして、最後には

豹変して、美味しいお料理で美味しくなった人間を食べちゃうサプライズ演出が!

えー、あの人キャストさんだったの!?というドッキリが楽しかったです。


今回はお顔を見られないかな?と思っていたので、

最後のお辞儀でキャスト全員がバッと仮面を取ってくれてぞくっとしました。

こういうシーン、原作にもありましたしね。

ちゃんと赤いカラコンしていましたよ。芸が細かい。


約二時間、凝った空間と美味しいお料理と、

たっぷり間近でご贔屓さんのおもてなしと素晴らしいお人柄を堪能出来て、

大満足のイベントでした!

























以下、ネガティブな事を書きますので閲覧ご注意下さい。






正直、キャストさんによっては雰囲気にそぐわないような言葉遣いや

失礼では?って思ってしまうような態度や発言でからみに来たり、騒ぎ散らすキャラもいて。

あとボケようとか、自分の写真を撮らせようとなのか

必死でずっとお客さんにしゃべってきてうるさすぎたり。

(過度だと食事に注意力を割けなくてバランスが悪くなるんです。一人一万円以上するレストランなのに)

中の人の特技なのか、なぜか歌ったり踊ったりを、こちらが食事中なのにはじめちゃったり。

ホコリが立つな・・・、唾飛ばない・・・?とちょっと嫌な気持ちになりそうでした。

若いキャストさんが「俺が俺が」みたいな感じで、常に「役じゃなくて中の人」の自己アピールに場を使うのが、なんだかな、でした。

東京喰種の世界観を大事にしてほしいのに。


エスコートとかも含め、笑いや自己(キャラ)アピールに必死で、

本当にはお客さんの事見えてないキャストさんいた中で、

自己アピールもちゃんとするけど第一にお客さんを据えた上で役作り出来てたのが

めぐちゃんと支配人さんだけでした。

面白いと思うお客さんもいただろうし、実際一部には受けてましたけど、

不快な思いをしているお客さんもやはりいました。

私もですし、お隣もそうだったみたいで、顔を見合わせて苦笑してしまいました。

アドリブ芝居ばかりですから、役者さんのそれぞれの元々持っている品格の問題でしょうね。


でも。

若い男の子のキャストが度を超えたことをした時に、それをちゃんと察して、

『先程は○○(役名)が失礼しました。○○は不器用で、実は嬉しくてあんな態度をとってしまったんですよ。(にこっ』

誰も傷つけない言い方でめぐちゃんが周辺のテーブルへフォローに来てくれたので、

なんかもう許しちゃいました。


東京喰種という作品へのリスペクトや、

今回の高級な会員制の秘密のレストラン、グールのコンシェルジュ、という世界観を

徹底して第一にしたご贔屓さんの役作りに惚れ直しました。












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