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音楽劇「Love's Labour's Lost」感想




ご存知シェイクスピアの「恋の骨折り損」を、

「妙ージカル」という独特の楽曲で人気の演出家・糸井幸之介さんが音楽劇に、という今作品。


8月の「変わり咲きジュリアン」から連続、

11月に二度目の「砂岡事務所プロデュース公演」へのご出演でした。


前回はアンサンブルでしたが、今回はメインキャスト。

侍女のキャサリン役でご出演されました。


前回のアンサンブルも完璧にこなされてよくご自分のものにされていたと思いますが、

やっぱり役不足でしたね。

華やかにスポットの当たる役どころがめぐちゃんの本領ですから。


記事にもなっていましたよ!


【エンタステージ】


【ナタリー】


【エントレニュース】


私のおすすめはこのエントレです!

めぐちゃんが特筆されているので。記者さん分かってらっしゃる!(笑)

中央の赤いワンピースがめぐちゃん演じるキャサリンです。

↓こちらです。


 





うーん可愛い!

真っ赤なお衣装はよくお召しになっていますが、

このワンピースもクラシカルなデザインでとってもお似合いでした。


エナメルのメリージェーンも可愛いし、

縦ロールにリボンを結んだ明るめのブルネットも可愛い!


この女性チームが飛び出してきたシーンの時から、彼女達の可愛さに釘付けでした。


めぐちゃん演じるキャサリンは女性陣の中でも明るい・元気担当なのかな、

弾けるような可愛さ。

しかも流石めぐちゃん、無邪気にしていても所作はとってもエレガントなので、

公爵の娘さん、という設定が納得の上品さも醸し出していました。

好きな男の子相手にはわざといじわる言ったりしてね。

女性陣の辛辣な物言いも、ビジュアルの可愛さでキュートなお戯れとして魅力的に見えちゃうんです。


「妙ージカル」と呼ばれる、不思議に力が抜けている面白おかしい音楽。

ダンスの振付もちょっと笑ってしまうポーズが多い。

でもそれを演じるのが歌も踊りも一流のキャストさんなので、耳に残るしクセになります。


帝劇でレミゼのマリウスをおやりになっている様な王様役の内藤大希さんが

変な歌詞の歌を圧倒的な美声で歌い上げたり、


東京ドームで国際的なイベントのダンス総監督をおやりになるようなダンサーであるめぐちゃんが“ジョジョ立ち”の振付を全力で踊ったり。


これをもしお素人さんがやったら、“サムい”になってしまうのかもしれないギリギリだと思うのですが、

圧倒的なクオリティのせいでミュージカルとして成立していて、かつ、めちゃくちゃ笑える。

皆さん芸達者さんでした。


カンパニーがとても良い雰囲気で仲良し、と公演のTwitterで見ましたが、

本当に客席にいても伝わってくる皆さんのチームワークの良さと仲良しオーラ。


シェイクスピアの台詞は難解なはずなのに、

怒涛の台詞量でも役者さんが皆さん上手いので言葉のリズムも心地よくどんどん頭に入ってくるんです。


見終わると、感動!と言うよりはなんだか和んだ気持ちになって癒されている、不思議な作品でした。


ただ・・・

客席があまり埋まっていないのが気になりました。

前回の「変わり咲きジュリアン」の時も思ったのですが、

両方の公演で、満席の日ってあったのかな・・・。と心配してしまいました。

宣伝広告はあまりしない方針なのか、他の劇場でこの作品の折り込みチラシを見たことはなかったし、

出演者の固定ファンを集めやすいアフタートークにも、

2.5次元に出ているような若い俳優さんが何度も登壇するわりに、

集客三桁は余裕でかたいめぐちゃんの登壇は一度もなかったり。

めぐちゃんの長年のファンは結構社会的立場のあるシルバー世代も多いですから、

彼女がそういうお客様を呼べばチケットが売れるだけでなく社会への宣伝力も抜群だったんじゃないかと思うんですけどね。うーん。


「ジュリアン」の時も

お席を主役クラスの方のファンに譲らなくてはならなかったのか、

事務所内での何かがあるのか、

何かそういうのを勘ぐってしまうくらい

あまりお客様を呼んではいけないのかなと思う集客への動きでした。

(これは完全に私の推測なので、その程度の妄言としてお聞き流しくださいね。)


でも、どういう方針にせよ、結局客席が埋まっていないのって、

その場の観客からしたらあまり良い印象ではないのではないかな。


私はもちろん彼女のファンなので贔屓目ですけど、どちらもいい作品でした。

もっと多くのかたに見てもらうために、もっと集客につながる工夫をしたら

より良いシリーズになっていくのではないかなと老婆心ながら思います。














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